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社長挨拶

 おかげ様で弊社は1956年の創業以来、半世紀を越え新たなチャレンジの時を迎えております。

グローバル化する世界経済の潮流にあって、インターネットによるボーダレスの波が、弊社のような離島にある企業にもダイレクトに伝わってくる現在、環境変化に対する企業の対応は従来以上のスピードが要求されており、併せて「食の安全・安心の確保」が世界的に問われており、私どもはその責任の重さを痛感致しております。

 沖縄は去る大戦終了後、長年にわたり米国の信託統治下にあり、その歴史のなかで米国食文化の影響を強く受けた創業者・稲嶺盛保が10坪ほどのマチヤグワァー(雑貨店)からスタートし、その後店舗拡大を図り、ケーキ・パンの製造小売を経てレストラン経営へとビジネスを進めてまいりました。

その一つ一つが終戦当時、豊かな国の象徴的存在でありましたアメリカへの憧れが原点となっております。
その後、オーストラリア、そしてイタリア、ドイツ、スイスなどのヨーロッパ諸国を始め中国などの菓子や料理を学び、当社独自の製造技術として修練・確立した上で「おいしいものづくり」に精進してまいりました。

 「食の果たす役割」は家族の団欒や友との語らいにとどまらず、ライフスタイルの多様化による「個食」や「手軽さ」など、それぞれの食の楽しみ方への対応が求められており、お客様に「より便利に」ご利用いただける「食」の提案をして参りたいと存じます。

 商品やサービスは時代のニーズにマッチするように変わっても創業当時の原点を変えることなく、お客様からの声を大切にする企業であり続けるよう、努めて参ります。
これからも、お客様とのコミュニケーションをモットーに「笑顔のこぼれる食」のお手伝いをさせて頂きたいと存じます。

代表取締役 稲嶺 盛一郎

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